【年商600万が一瞬で消えた】複数収益を得ようとして挫折した話|プラットフォーム依存の怖さ

【年商600万が一瞬で消えた】複数収益を得ようとして挫折した話|プラットフォーム依存の怖さ

はじめに|「治療家一本」が怖いあなたへ

こんにちは、矢上真吾です。合同会社e-lifeの代表として、ひとり治療家のAI自立化サポートをやっています。

「治療家の収入、一本だけで大丈夫かな」

そう思ったことは、ありませんか。

僕はずっと、それが怖かった一人です。だから2021年、法人を作って副業に挑戦しました。楽天ポイントせどりで、年商600万円まで育てた。稼働は月に1〜2時間。順調そのものでした。

でも、それは一瞬で消えました。自分の努力とは関係のない、他人の都合ひとつで。

今日は「挫折シリーズ」のひとつとして、この失敗と、そこから得た本当に大事な学びをお話しします。

1. なぜ副業を始めたのか|田舎で開業した治療家の不安

人口が減る町で、収入が一本だけの怖さ

僕が開業したのは2014年です。住んでいたのは田舎町で、これから人口が減っていくことも分かっていました。

来院型の治療院は、地域の人口に売上が左右されます。そんな中で、治療家だけの収入というのは怖いな、と最初からずっと思っていた。だから複数収益源を得ようという動きは、その頃からずっと続けていました。

きっかけは両学長「お金にまつわる5つの力」

大きなきっかけになったのが、両学長でした。YouTubeに突如あらわれたライオンの先生ですね。「お金にまつわる5つの力」に感銘を受けて、コロナの時に見つけて、本も読んで学んでいきました。

節約だけでも、稼ぐだけでもない。総合的にお金の力を高める。僕がいつも言っている「固定費の最適化」も、この両学長の「減らす力」から学んだものです。

法人化で、税金と社会保険を最適化した

そして2021年、法人を作りました。

個人事業主は、国民健康保険と国民年金が大きなウェイトを占めます。そこで自分で法人を作り、役員報酬を最適化することで、税金と社会保険を最適化する。それを狙ってやってみました。結果、この最適化は叶いました。ここは良かったんです。

ただ、法人を作った以上は別事業を立てる必要がある。そこで選んだのが「せどり」でした。

2. 年商600万まで育った「楽天ポイントせどり」

月1〜2時間の稼働で、年商600万

当時、楽天ポイントせどりが流行っていて、ポイントがめちゃめちゃついた時期がありました。「こんなにもらっていいんですか」というくらいのもの。このポイントもお金と考えて、差額で稼ぐ、というやり方です。

最初は5〜6万円の時計を仕入れて売る、という形で、年商600万円くらいまで育てることができました。

しかもこれは、月に1回30分から1時間くらい仕入れをして、あとはAmazonのFBA(Amazonが配送まで代行してくれる仕組み)に送るだけ。手数料は渡しますが、仕入れて送るだけ。1ヶ月で本当に1〜2時間動くかどうか、という感覚でした。利益率は高くありませんでしたが、非常に順調でした。

「これ以上やる必要もない」と思っていた矢先に

正直、これ以上やる必要もないと思っていたので、育てる気も最初はありませんでした。順調な柱がひとつできた、という手応えがあった。

──ところが、ここで想定外のことが起きます。

3. なぜ消えたのか|プラットフォーム依存という構造的なリスク

プラットフォーム依存の構造

① 突然のアカウント停止(BAN)

ある日、アカウントが停止されました。「え、何が起きたんだ」と。

調べて問い合わせて判明したのは、Amazonの海外(アメリカかカナダ)アカウントの税務情報が出ていない、というのが理由でした。

僕はAmazonのアカウントを、14カ国で販売できる「国際アカウント」にしていたんです。それぞれ規約が違うらしく、日本では全く問題なかったのに、カナダの規約上は違反だと言われてしまった。

② 解決しようにも、担当者が出てこない

すぐ解決できるかと思って、書類を揃え、ビデオ通話の確認予約までしました。ところが、予約した時間にカメラの前で待っても、Amazonの担当者が出てこない。それが3〜4回続いたんです。

裏では「小規模の販売者を、いろんな理由をつけて締め出しているのでは」という話もちらほら出ていた時期でした。「これは締め出されたタイプかもしれない」と思い、しばらく放置しました。

③ 復活しても、今度は仕入れ側の規約が変わっていた

2年ほど経って、もう1度やってみたら、アカウントは復活しました。それが去年です。「じゃあ再開しよう」と思ったら──今度は楽天の規約が変わって、ポイントがめっちゃつかなくなっていた。楽天ポイントせどりは、ほぼオワコン化していました。

そこで店舗せどり(ホームセンターやドン・キホーテで安く仕入れる王道)に移ろうとしたら、今度は商品登録がままならない。まとまった元手がない中でやっていたので、小規模販売者に厳しくなった条件に対応できず、結局やめました。

販売プラットフォーム(Amazon)の規約、仕入れプラットフォーム(楽天)の規約。どちらも自分ではコントロールできない。この「他人の土俵の上に柱を建てていた」ことが、構造的な原因でした。

4. それでも残った、4つの金銭感覚

残った4つの金銭感覚

順調に育った柱がなくなったのは残念でした。でも、得たものは結構あったんです。

  1. プラットフォームで値段は結構違う、と体で分かった
  2. 一番安いところで買うことを意識するようになった
  3. 月に1回、割引率が高いタイミングでまとめ買い、衝動買いをしない
  4. クレジットカードの引き落とし日数で計算して、使うカードを分ける

本当に細かい話ですが、こういう金銭感覚は確実に身につきました。守りの力ですね。

そして何より大きかったのが、プラットフォーム依存は怖い、という実感です。自分のビジネスを立ち上げる必要があると、痛感しました。

5. 今日から考えたい「自分の資産」の持ち方

消えない柱を建てる3ステップ

同じ轍を踏まないために。ひとり治療家が複数収入を考えるなら、この順番で見てほしいと思います。

Step 1. その収益は「誰の土俵」の上にあるか確認する

Amazon、楽天、各種プラットフォーム。便利ですが、規約変更やアカウント停止の権限は、すべて相手にあります。まず「これは自分でコントロールできる資産か」を見極める。

Step 2. 自分の手元に残る「リスト」を育てる

メルマガの読者、公式LINE、自分のサイトに来てくれる人。プラットフォームが変わっても消えない「自分とお客さんの直接のつながり」こそが資産です。ここを最優先で育てる。

Step 3. 自分にしか語れないものを、発信に変える

僕の場合、それが「経営の悪戦苦闘」でした。うまくいったり、いかなかったり。その等身大の経験を発信に変える。これはBANされません。誰にも止められない、自分だけの柱です。

まとめ|守りの金銭感覚 × 自分の資産で、消えない柱を建てる

複数収益を得ようとして、僕は一度挫折しました。年商600万の副業が、他人の規約変更ひとつで消えた。

でも、その失敗から「守りの金銭感覚」と「プラットフォーム依存の怖さ」を学び、今の「ひとり治療院AI自立化サポート」という方向にたどり着きました。

順調に見えた柱ほど、他人の土俵の上にあると一瞬で消える。だからこそ、自分の手元に残る資産を育てる。

山あり谷ありですが、得たものは必ず今後、繋がっていく。本業のまぐまぐ(有料メルマガ)の話も、失敗だと思ったYouTubeがきっかけでお話が来ました。この得た失敗を、次に活かしていきます。

参考になれば幸いです。

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矢上真吾について

鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書2冊。田舎町で開業し、山あり谷ありの経営をリアルに発信しながら、一人治療家のAI自立化サポートを本気でやっています。

🎙️ 今回のPodcastエピソード(Spotify)

https://open.spotify.com/episode/0tfxSFAM44YexhaJ5FgE6V

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