予約率は8割くらいまで来ていたけど、そこから先になかなか届かない。「このままでいいのかな」という漠然とした感覚がありました。
そんな中、2つのきっかけが重なって、3年目から思い切って週休2日に変えました。結果、売上は落ちるどころか上がりました。
週6日で月商89万円。でも届かない
開業2年目の6月、月商89万円に到達しました。週6日、日曜だけ休み。休みの重要性はもともと分かっていたので、日曜はしっかり休んでいました。
89万円。開業初月6万円からここまで来たのだから、順調と言えば順調でした。
でも、予約率は8割くらいで、100万円には届かない。「こんなもんかな」と思っていました。週6日でやれることはやっている。まあこれが自分の限界なのかな、と。
週6日フルで入れていて、予約率も8割。でも100万円には届かない。「こんなもんかな」と思っていた時期でした。
週休2日に変えた2つの理由
3年目から週休2日に切り替えました。きっかけは2つありました。
2年目の12月、年末最後の施術が終わった時のことです。充実感と同時に、ドッと疲労が出ました。「これをずっと続けるのは厳しいんじゃないか」——そう感じた瞬間でした。普段は疲れを感じにくい体質ですが、この日だけは身体にきました。
もう一つのきっかけは、JC(青年会議所)で委員長に任命されたことです。委員会の活動に時間を割かなくてはいけない。週6日働いていたらその時間が取れない。これが直接的な理由として大きかったです。
正直、「休む=サボる」とは思っていませんでした。もともと休みの大切さは分かっていたので、日曜はしっかり休んでいました。
ただ、週6日を週5日に減らすとなると、やはり怖さはありました。「せざるを得ない」——最初はそういう感覚だったと思います。年末の疲労とJCの活動。この2つが重なって、思い切って決断しました。
週休2日にして変わったこと
水曜と日曜を定休日にしました。週6日から週5日への変更です。
施術の質が目に見えて上がったかは正直分かりません。患者さんから「良くなったね」と言われたこともありません。ただ、生活にメリハリがついたのは確かです。中休みがあることで、リズムが生まれました。
稼働日が減ったことで、患者さんが来られる日が絞られます。結果として、1日あたりの予約枠が埋まりやすくなりました。週6日でまばらに入っていた予約が、週5日にギュッと凝縮された。これは事実として大きな変化でした。
週休2日にしたことで、患者さんにとっても「この曜日に通う」というリズムが生まれたように感じます。定休日がはっきりしている方が、予約を入れやすいのかもしれません。
月商100万円の壁を突破した
週休2日に変えて、施術スタイルも30分・週2回の提案に切り替えた2016年2月。すぐに月商100万円を突破しました。
ただし正直に言うと、この100万円は回数券の購入も含めた数字です。実際に患者さんが来院した分の実売上で100万円を突破したのは、2016年5月でした。
実売上ベースでの突破は5月。いずれにしても、稼働日を減らしたのに売上は上がった。「時間を増やす」ではなく「密度を上げる」への転換が効きました。
一人治療院こそ、休みの設計が大事
一人治療院の最大のリスクは、「自分が倒れたら終わり」ということです。
休みはしっかり取った方がいい。これは経験から断言できます。メリハリがつく。患者さんもリズムがつく。そして何より、自分自身が長く続けられる。
僕の場合は年末の疲労とJCの委員長就任という、ある意味「せざるを得ない」状況で決断しました。でも振り返ると、あの決断がなければ月商100万円の壁は越えられなかったと思います。
まず週に1日、しっかり休む日を作ってください。それができたら、週休2日を検討してみてください。
稼働日が減ることへの恐怖はあると思います。僕もそうでした。でも、密度が上がることで売上は維持できるし、むしろ上がる可能性がある。メリハリのある働き方は、患者さんにも自分にも良い影響を与えます。

