開業した時、一番不安だったのは「これでいいのかな」という、孤独な迷いでした。
技術には自信がある。熱意もある。でも、経営のことを気軽に相談できる人が身近にいない。その孤独感は、今でも鮮明に覚えています。幸い家族が全員鍼灸院を経営していたため年に一度は相談できましたが、日々の悩みを継続的に見てもらえるわけではなく、もがきながら一人で進む日々が続きました。
転機は3つ。治療院実践会「2ミリオンクラブ」で経営の仕組みそのものを学び、問診・検査・カウンセリング・施術という4つの流れなど、今も使う経営の型を身につけました。鴨頭嘉人氏の話し方の学校ではマインドと発信力を鍛えられ、館山青年会議所の理事長就任では「地域づくりと人づくりは一緒」「人に奉仕するには、まず自分が豊かでなければいけない」ことを教わりました。
そして忘れられないのが、2019年の台風と2020年のコロナ禍。積み上げた売上が一瞬で吹き飛び、攻めだけでなく守りの経営の大切さを痛感しました。
鍼灸・整体・個人サロンには、人を本当に元気にする力がある。その力を持ったオーナーが経営の壁でつまずくのは、あまりにもったいない。「あのとき、こういう教材があったら——」。その想いを、ぜんぶ商品にしました。田舎で、ひとりでも、自分の力で経営を回せる治療家を増やしたい。それが e-life をつくった理由です。