AIに自分の治療院を診断させたら、痛いところを突かれた

こんにちは、矢上真吾です。
合同会社e-lifeの代表として、ひとり治療家のAI自立化サポートをやっています。
今日のテーマは「AIに自分の治療院のマーケティングを診断させたら、痛いところを突かれた」という話です。
きっかけは、イケハヤさんが新しく出したBrain「軍配(ぐんばい)」を買ってみたことでした。
※この記事は、僕が自分で購入して使った体験レビューです。本文に商品への広告(アフィリエイト)リンクを含みます。
「軍配」って何? AIがマーケの参謀になるスキル
軍配というのは、ざっくり言うと「AIにマーケティングのマニュアルを丸ごと読み込ませて、参謀に変える道具」です。
AIの世界では、こういう「AIに渡す業務マニュアル一式」のことをスキルと呼びます。アプリでも拡張機能でもなく、実体はただのテキストファイルの束です。
これを自分のAI(僕の場合はClaude)に読み込ませると、その瞬間から、イケハヤさんと同じ基準でマーケティングを考えて動く「専属の参謀」に変わる、というものです。
値段は980円。正直、拍子抜けするくらい安いです。
僕はふだんから「一人治療家こそAIを参謀にすべきだ」と言い続けているので、これは試さないわけにはいかないな、と。さっそく入れてみました。
まず「フェーズ判定」からされた
面白かったのは、いきなり施策を出してこないところです。
「うちの院のマーケを見て」とお願いしたら、AIはまずフェーズ判定というのを始めました。「今のあなたは、事業のどの段階にいるか」を診断するところから入るんです。
僕の和からだみなおし処の判定結果は、こうでした。
P2(循環)── ファネルは回っている段階。
理由も並べてくれました。
- 商品はある(施術メニュー・回数券・ボディエステ)
- 売れている(開業13年・のべ5万人)
- 顧客リストがある(LINE公式・予約ボット)
- 導線が一通り通っている(集客はSNS5媒体+ホームページ+YouTube+書籍、教育はLINE配信、販売は予約ボット、定着は回数券)
そのうえで、こう言われました。
「商品もリストも導線もある。新しい事業を作る段階ではなく、既存のループを磨く段階です」と。
やることは既存ループの改善と計測の高度化、やらないことは新商品の乱発とチャネルの並列増設。「1チャネルを毎日が基準ですよ」と。
……もう、この時点でけっこう的確なんです。パッと入れて、うちの状況をざっと伝えただけなのに。
「その発信、予約につながってるか測れてます?」

そして、ここからが痛いところでした。
軍配が一番気にしたのは、この点です。
SNSを5媒体も回していても、それが「予約」という蛇口につながって計測されていなければ、水は漏れ続けます。今いちばんの疑問は──SNSやホームページを見た人が、実際に何人予約に至っているかを、測れていますか?
これ、マーケティングの世界では「穴の開いたバケツ」と呼ばれる考え方です。どんなにいい水(発信)を注いでも、バケツ(導線)に穴が開いていたら漏れ続ける、と。
さらに深掘りしてもらいました。うちの「認知 → 予約」の流れを、層ごとに分解して穴を探す診断です。
その結論が、これでした。
最大の穴は、施策の巧拙ではない。5媒体でこれだけ発信しているのに、その発信が予約に何人つないだかを、誰も知らないこと。
計器なしで飛行機を飛ばしている状態だ、と。
正直に白状すると、僕は計測をやめた人間です
ここで、僕は苦笑いしました。
というのも──僕、昔は計測してたんです。でも、やめたんですよ。
理由は単純で、「測っても、よくわからん」となったから。
新規の患者さんに「何でうちを知りましたか?」と聞くと、みんないろいろ言ってくれるんです。「評判を聞いた」「看板を見た」「新聞広告を見た」「ホームページを見た」と。
でも、どれが決め手だったのかが、さっぱり分からない。だいたい複数のきっかけが重なって来院につながるので、一個に絞れないんですね。
しかも僕には、13年やってきた自分なりの経験則がありました。
「何か一つの施策を止めると、予約がじわっと弱まる。でも、全部を続けていれば、予約は継続して入ってくる」
だから、「もう全部やっとけばいいや」と割り切って、計測そのものをやめてしまったんです。
「確かにその通りだな」と思わされた

だから軍配に「見えない穴がある」と言われたとき、僕は「うっ」となりました。
言い訳もあるんです。実際、測っても分からなかったんだから、と。
でも同時に、「確かにその通りだな」とも思いました。
測っていないから、Xの投稿が効いているのか、YouTubeが効いているのか、看板なのか、本当のところは僕にも分からない。全部が効いている"気がする"だけで、それは13年ぶんの勘なんです。
勘が悪いとは言いません。勘は資産です。でも、勘を「データ」だと思い込むのは危ない。軍配は、まさにそこを突いてきました。
しかも軍配のいいところは、忖度しないことです。
ふつうAIに相談すると、だいたい賛成してくれます。「いいですね!」と。でもこの参謀は、僕が疲れて判断が緩んでいても、痛いところをちゃんと指摘してくる。ここが、僕がいちばん価値を感じたところでした。
一人治療家にこそ、AIの参謀が要る
この体験を通して、あらためて思ったことがあります。
一人治療家には、マーケティングの相談相手がいない。
これって、けっこう深刻な問題なんです。院の中には自分しかいない。マーケの壁打ちをしようにも相手がいない。かといってコンサルを頼めば、月に何万、何十万とかかる。
だから多くの治療家が、「なんとなく」で発信して、「なんとなく」で予約が入って、「よく分からないけど続いてる」という状態になる。まさに、13年前までの僕です。
そこにAIの参謀が入ると、どうなるか。
- 施策を思いつくと「誰の・どんな変化のためか」から一緒に固めてくれる
- 発信する前に「これ、法律的に大丈夫か」をチェックしてくれる
- そして、痛いところを忖度せず突いてくる
これが980円で手に入る。しかも自分のAIの中に住み着いて、いつでも相談できる。
コンサルに依存せず、自分で経営の舵を握る。僕がずっと言っている「AI自立化」って、まさにこういうことなんです。
それでも、正直まだ答えは出ていない
じゃあすぐ計測を再開します、とはならないのが正直なところです。
というのも、「当院を何で知りましたか?」というのは、今も聞いてはいるんです。ただ、返ってくる答えはやっぱりバラバラで。「評判」「看板」「ホームページ」といくつも重なっている人がほとんどで、決め手を一個に絞れない。だから僕は、それを"計測"として続けるのは手放してしまいました。
軍配に言われて気づいたのは、「聞く」ことと、「その人が予約に至るまでを線でつないで記録する」ことは、別なんだ、ということです。僕がやめたのは、後者でした。
とはいえ、13年やってきた僕には「全部を続けていれば予約は入る」という経験則も、確かに残っています。この勘と、計測を、どう折り合わせるのか──正直、まだ答えは出ていません。
でも、こうして自分の"当たり前"を一度立ち止まって疑えたこと自体が、980円分をとっくに超えた価値だったな、と思っています。
勘は資産。でも、勘を「データ」だと思い込むのは危ない。忖度しないAIの参謀は、その境目を静かに教えてくれる。
まとめ|AIは、忖度しない参謀になる
- 980円のマーケスキル「軍配」を入れて、自分の院を診断させてみた
- パッと入れただけなのに、「発信が予約につながっているか測れているか」という痛いところを突かれた
- 僕は昔、計測を「よく分からん」でやめた人間。でも「確かにその通り」と認めるしかなかった
- 一人治療家には相談相手がいない。だからこそ、忖度しないAIの参謀が効く
さすがイケハヤさん、マーケティングのプロだなと、あらためて感じました。
事業をやっている方は、980円ですし、入れてみるとすごくいいと思います。自分では気づけなかった「見えない穴」を、静かに教えてくれますよ。
参考になれば幸いです。
▶ 今回紹介した「軍配」(イケハヤさんのBrain・980円)
※上記は広告(アフィリエイト)リンクです。僕が実際に購入して使った体験にもとづいて紹介しています。
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矢上真吾について
鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書2冊。一人治療家のAI自立化サポートを本気でやっています。
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