売上50万円を突破する方法|開業1年目に経営危機ギリギリで気づいた「お金のマインドブロック」の話

売上50万円を突破する方法|お金のマインドブロックを外す一言

「新患は来ているのに、売上が伸びない」
「月商50万円の壁が、どうしても越えられない」

もしいま、あなたがそう感じているなら、原因は技術でも集客でもないかもしれません。

こんにちは。鍼灸師歴24年、合同会社e-life代表の矢上真吾です。

今回の記事では、私自身の開業1年目の体験談を通じて、売上50万円を突破するための具体的な一歩をお伝えします。

結論から言います。

売上50万円が突破できない最大の原因は「お金のマインドブロック」。施術後に「良くなるには継続した治療が必要です。1週間に一度、通ってください」と一言伝えるだけで、状況は変わり始めます。

「そんな簡単な話?」と思われたかもしれません。私もそう思っていました。

でも、私が貯金残高100万円を切り、「もう廃業も考えなければ」とギリギリのところまで追い込まれた1年目に、唯一売上を倍にしてくれたのが、この一言だったのです。


1. 開業前のキャリア|10年間、選手から直接お金を受け取ったことがなかった

1-1. Jリーグトレーナー10年の激動

独立開業する前、私は10年間、Jリーグチームのトップチームでトレーナーをしていました。

  • J1昇格3回
  • J2降格2回
  • J2優勝1回

毎年毎年、上に上がったり下に下がったり、ジェットコースターのような10年でした。

1-2. 後から気づいた、決定的な事実

ここで一つ、後から振り返って気づいたポイントがあります。

Jリーグ時代、私は選手から直接お金を受け取ったことが一度もなかったのです。

契約しているのはあくまで「会社(クラブ)」。クラブから給与をもらい、クラブと契約している選手のコンディションを整える。施術相手と金銭のやり取りは発生しません。

この10年が、開業後の私を縛り付けることになるとは、当時は知る由もありませんでした。


2. 1年目の現実|新患200人、それでも50万円を超えられない

2-1. 集客は順調だった

2014年、千葉県館山市で開業しました。プレオープン1月、本オープン2月。

新患は、よく来てくれました。

  • 1年で200人以上
  • 月にすると20人以上の新患

数字だけ見れば、十分すぎる集客ではないでしょうか。

でも、12月まで売上が月商50万円を突破することはありませんでした。

2-2. 7月の最高売上から急降下

最初の半年は順調でした。2月から7月にかけて売上は右肩上がり。7月には月商約47万円に達しました。

「このまま行けば11月くらいに損益分岐点を超えられる」と感じていました。当時の損益分岐点は、接待交際費が多かったこともあって約70万円でした。

ところが、8月から売上が下がり始めます。

状態 当時の言い訳
8月 下落 「お盆があったしな」
9月 さらに下落 「地域のお祭りの月だし」
10月 また下落 「もう言い訳のしようがない」

11月に貯金残高を確認したら、100万円を切っていました

「これは、本当にまずい」

恥を忍んで、父親に電話をかけました。


3. 父からの止血指導|まず経費を落とす

3-1. 父のアドバイス

父からのアドバイスは明確でした。

「まずは止血。売上を立てる前に、経費を落とそう」

新聞は3紙取っていました。経営者の朝活、異業種交流会、各種付き合い。1年目だったので「とにかく動かなきゃ」と思って手を広げていたものを、一旦すべて停止しました。

結果、経費は約50万円まで圧縮できました。

3-2. それでも売上は上がらない

ただ、出血は止まっても、売上は上がりません。

そのまま月日は過ぎ、「次に何をすべきか」が見えないまま、私は焦りだけを募らせていました。


4. 兄からの一言|「お前、通ってくださいって言えてるか?」

4-1. 突然の訪問

そんな時、横浜から兄が突然訪ねて来てくれました。「ちょっと顔を見に行く」と。

夜、お酒を飲みながらご飯を食べていると、兄が経営の話を切り出しました。

私は言い訳を並べました。

  • 「いやー、田舎だから難しくてさ」
  • 「やっぱり1年目は厳しいよ」
  • 「新患は来てくれてるから、もう少しすれば回ると思うんだけど」

兄は黙って聞いていました。

4-2. 兄の一言

そして一言。

「真吾、お前さ。患者さんに『通ってください』って言えてるか?」

言えていませんでした。


5. 言えなかった本当の理由|お金のマインドブロック

5-1. 自分でも気づいた本音

なぜ言えなかったのか。

私は、いろんな理由を兄に説明しました。

  • 「患者さんも忙しいから」
  • 「セルフケアをちゃんと教えてるから、自分で良くなれるはずで」
  • 「無理に通ってもらうのは、なんか申し訳なくて」

話しているうちに、自分でも気づきました。

これは、患者さんのためを思って言わないんじゃない。自分のお金のブロックだ、と。

5-2. 「直接お金をいただく」という未経験の場面

10年間、Jリーグで選手から直接お金を受け取ったことがなかった私にとって、目の前の患者さんから直接お金をいただく場面は、想像以上に抵抗感が強かったのです。

患者さんから「通った方がいいですか?」と聞かれても、私は「いや、セルフケアをやってもらえば大丈夫ですよ」と返していました。

本来なら通った方が良くなる方が、通えていない。

それが、私が無意識にやっていたことでした。


6. 兄の続きの言葉|「それは責任の放棄だ」

6-1. 厳しい指摘

兄は続けて、こう言いました。

「真吾、それさ。一見、優しそうに聞こえるかもしれない。でも、それは責任の放棄だ」

「治療家として良くするために来てもらっているんだろ?お前は、良くなる術を知っているんだろ?それを伝えないのは、施術家として、治療家として、絶対にやってはいけないことだ」

正直、何も言い返せませんでした。

6-2. 翌日からの宿題

そして兄は、こう続けました。

「明日から、来た患者さん全員に『継続した治療が必要です。1週間に一度、来てください』と言いなさい」

私はもう、何も言えませんでした。「やってみる」と返すしかなかった。


7. 翌日(月曜日)|患者さんは、笑顔だった

7-1. ドキドキしながら伝えた

翌日。月曜日でした。

新患の方がちょうど来てくださって、施術後にドキドキしながら伝えました。

「あの…体を本気で良くするには、継続した治療が必要なんです。なので、1週間に一度、通ってください」

断られるかもしれない。怒られるかもしれない。

そう思って恐る恐る言ったのですが。

7-2. 想像と真逆の反応

患者さんの反応は、想像と真逆でした。

「そうですよね!分かりました、回数券買います!」

パッと顔が明るくなって、嬉しそうに即決されたのです。

頭をガツンと殴られたような衝撃でした。

私が「申し訳ない」と思っていた言葉は、患者さんにとっては「プロからの責任ある提案」として、すんなり受け入れられるものだったのです。

7-3. 12月の売上は11月の2倍

そこから、来てくださった患者さんほぼ全員に伝え続けました。

それまでも回数券は用意していたのに、なかなか売れていませんでした。それが、この一言を加えるだけで急に売れ始めたのです。

結果、12月の売上は11月の約2倍に。

開業して初めて、月商50万円を突破しました。


8. マインドブロックは、1回では外れない

8-1. 毎回ドキドキし続けた

ここで一つ、正直にお伝えしたいことがあります。

マインドブロックは、1回の成功で外れるものではありませんでした。

毎回、毎回、ドキドキしながら言い続けました。

  • 「今回は断られるかも」
  • 「今回は嫌な顔されるかも」

でも、患者さんが通ってくれて、実際に体が良くなっていく。その小さな成功体験を、一つひとつ積み重ねていきました。

8-2. 薄皮が1枚ずつ剥がれる

そうしているうちに、薄皮が1枚ずつ剥がれるように、マインドブロックが少しずつ外れていったのです。

12年経った今でも、ゼロかと言われるとわかりません。少し残っているかもしれない。

でも、患者さんとの信頼の積み重ねが、ブロックを少しずつ溶かしてくれている。そういう実感があります。


9. 売上50万円が突破できない先生へ|まずはこの一言を

9-1. 経営セミナーで気づいた共通点

経営セミナーや研修会で、ほかの一人治療家の先生方と話す機会が増えてからわかったことがあります。

売上50万円に届かない先生方の多くは、私と同じ「お金のマインドブロック」を持っているのです。

技術が足りない、集客が足りない、というよりも、お金に対する卑しいような、申し訳ないような気持ちが、自分の中にある。

それが、患者さんに「通ってください」を言わせない壁になっています。

9-2. 明日から使える具体的フレーズ

なので、もしあなたがいま月商50万円を切っているなら、まずは明日、この一言を試してみてください。

「良くなるには継続した治療が必要です。1週間に一度、通ってください」

これだけです。

最初はドキドキすると思います。私もそうでした。

でも、患者さんの反応を一度見れば、その怖さは確実に薄れていきます。

そして、その小さな成功体験の積み重ねが、あなたのマインドブロックを少しずつ外していきます。


10. 50万円→100万円の壁は、また別の話

ちなみに、50万円を超えてから100万円までの間には、また別の壁があります。

これは今回の対象外ですが、また別の機会にお話しします。

ただ、最初の50万円の壁は、ほとんどの場合「お金のマインドブロック」です。

これを外せるかどうかが、一人治療家としての最初のターニングポイントになる、と私は本気で思っています。


11. まとめ|売上50万円突破の3行

長くなったので、最後に3行でまとめます。

  • 売上50万円が突破できない最大の原因は「お金のマインドブロック」
  • 施術後に「良くなるには継続した治療が必要です。1週間に一度、通ってください」と一言伝える
  • マインドブロックは1回では外れない。小さな成功体験の積み重ねで薄皮を剥がしていく

開業1年目の私を救ってくれたのは、兄の「お前、通ってくださいって言えてるか?」という一言でした。

今度は、私が同じ立場の先生にこの言葉を渡したい。

お前、通ってくださいって言えてるか?

ぜひ、明日から試してみてください。1週間後、何かが変わっているはずです。

一緒にAI自立化、進めていきましょう。

一人でも自立できますよ。


売上50万円が突破できない最大の原因は「お金のマインドブロック」。
施術後の「1週間に一度、通ってください」という一言で、12月の売上は11月の倍になった。
マインドブロックは1回では外れない。小さな成功体験の積み重ねで、薄皮を1枚ずつ剥がしていく。


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矢上真吾について

鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書2冊

はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師の国家資格保有。元Jリーグトレーナー10年、独立開業13年目。一人治療家のAI自立化を本気でサポートしています。

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