治療家にIPは必要か?|ハリーちゃんと過ごした10年と、これからのIP戦略

ステータス:下書き
公開日:2026-05-25
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治療家にIP(知的財産=キャラクター)は必要なのか?10年前、神田昌典さんのアフラックの話に触発されて生まれた「ハリネズミのハリーちゃん」を、名刺・回数券から始めてAI時代のスタンプ・MV・YouTube・4コマ漫画まで展開してきた一人治療家のリアルなIP戦略をお話します。次はRobloxでゲーム開発。
はじめに|治療家にIPは要るのか?
こんにちは、矢上真吾です。
合同会社e-life代表として、一人治療家のAI自立化サポートをやっています。
今回は、私が現在行っているIP戦略についてお話したいと思います。
IPというのは、知的財産(Intellectual Property)のこと。
ここでは、治療院や治療家が独自に持つキャラクター・ブランド資産という意味で使っています。
正直に言うと、治療家にIPが必要なのか、と聞かれると、私自身もまだ答えを持ち合わせていません。
ただ、私は実はもう10年近く、自分のIPを持っているんですよね。
ハリネズミの「ハリーちゃん」というキャラクターです。
1. ハリーちゃんを作ったきっかけ|神田昌典さんとアフラックの話

きっかけは、神田昌典さんのお話の中に出てきたアフラックのエピソードでした。
アフラックがなぜあれほど認知度を高められたのか。
その答えとして「アヒルをイメージキャラクターにしたことで、人々の記憶定着率が大きく上がった」というデータが紹介されていたんです。
それを聞いて、もう本当に安直なんですが「うちにもキャラクターを作ろう」と。
そう思って生まれたのが、ハリネズミのハリーちゃんでした。
そこから10年。
私の名刺、ホームページ、印刷物にハリーちゃんを使い始めました。
具体的には:
- 名刺
- ホームページ
- 回数券
- 問診票
- 診察券
- リーフレット
院内で患者さんが手にする「ありとあらゆる印刷物」に、ハリーちゃんを乗せていきました。
2. 数年間、戦略的に効いているのかは分からなかった
正直に告白すると、最初の数年間、戦略的・経営的に効いているのかは、私自身よく分かっていませんでした。
自分の中で愛着は確実に育っていた。
でも、それが患者数や売上といった数字としてどう跳ねているのかは見えなかったんですよね。
「キャラを作ってみたけど、これで合っているのかな?」
そんな気持ちのまま、コツコツ続けていた時期です。
それが、去年ぐらいから「あ、これは本当に可能性があるな」と思えるようになってきました。
理由は、AIの発達です。
3. AIでハリーちゃんの展開先が一気に広がった

ここ1年で、ハリーちゃんを使ってできることが一気に増えました。
- LINEスタンプ:月別16個セットの量産が個人でも可能に
- SUNOで作った楽曲:和からだみなおし処のテーマソング、それに合わせたミュージックビデオ
- YouTubeのキャラクター:動画内の登場・案内役として
- 4コマ漫画:LINE公式・SNS発信のセット素材
これまでは「キャラを作っても、展開先がない」のがキャラクタービジネスのいちばんの壁でした。
それがAIで一気に解消されたんですよね。
経営に直接プラスになっているかと聞かれると、目に見えた数字としてはまだ持ち合わせていません。
ただ、感覚値ではマイナスではない。
そして10年やってきて、ようやく認知が出てきたかな、という感覚があります。
4. 正論を「キャラに語らせる」効果
私が普段話す内容は、わりと正論なんですよね。
「ストレッチは毎日続けたほうがいい」
「睡眠は健康習慣のなかでいちばん大事」
「無理なく続けられる強度から始める」
当たり前のこと、そうだよねって言われやすいこと。
でも正論って、人ってなかなか素直に聞きづらいんですよ。
「分かってるよ、それくらい」って思っちゃう。
これをハリーちゃんを通して語らせると、わりと「ほわっ」と入っていくんじゃないか、と。
そういう効果を期待しながら使っています。
4コマ漫画では、治療と関係ない日常の話もたくさん入れています。
ちびまる子ちゃんみたいなイメージで、日常を描きながら、その中にちょっとだけ「ためになること」を混ぜていく。
そんな作り方をしています。
ハリーちゃんが広まっていけば、それが結果的に院の認知にも広がるかもしれない。
この「無意識な認知」みたいなものは、もしかしたら測り知れない価値があるんじゃないかと、勝手に期待しているところです。
5. 次にやりたいのはゲーム開発|Robloxでハリーちゃんワールドを
今後のIP戦略として、次に進めたいのがゲーム開発です。
ハリーちゃんを使ったゲームを作って、和からだみなおし処を舞台にした世界観に落とし込めたら面白いな、と。
そこから自分のIPがさらに広がるきっかけになればいいなと思っています。
プラットフォームは、Robloxを考えています。
うちの長男もRobloxで遊んでいるんですが、長男に「作ってみてよ」と依頼してあるんですよね。
ただ長男は、なかなか制作のほうが止まったり進んだりするので、自分でも作っていこうかなと思っています。
イケハヤさんも今日話していたんですが、Robloxは制作コストがどんどん下がってきているそうです。
しかも、複雑な高グラフィックゲームよりも、どんなデバイスでも扱える、ちょっとチープなデザインのほうが流行っているらしくて。
確かに私も長男と一緒に見ていて、「1番人気がこれ?」と思うようなチープなものが上位だったんですよね。
「あ、こんな感じでいいのか」と思ったら、想像していたよりハードルは低そうだなと感じています。
6. 偉大な先輩たちも「10年スパン」

最後に、勇気をもらっている話を2つ。
キングコング西野亮廣さんの映画『えんとつ町のプペル 約束の時計台』、いま劇場で頑張られています。
プペルもやっぱり10年目だそうです。
10年やってきて、ようやくここまで来ている。
もうひとり、いつも尊敬しているイケハヤさんも、クリプト忍者というキャラクターIPで4年目。
少しずつ広まってきている感覚があるそうです。
キャラクタービジネスをやっていくには、やっぱり時間がすごく大事なんだなと。
そして、作った制作者の「偏愛」に近い愛情。
ここがすごく大事なんじゃないかと思っています。
7. ハリーちゃんを「愛でる」ことが、続ける燃料になる
私は本当に今、ハリーちゃんを愛でています。
Tシャツとか、マグカップとか。
マグカップは毎日愛用していて、毎朝「あ、可愛いな」と思って、勝手に自分の中で幸福感が高まっていく。
モチベーションというよりは、幸福感に近い感覚です。
そういうのを楽しみながら続けていく。
これが多分、キャラクターIPを長く育てていくときに、いちばん大切なことなんじゃないかなと思います。
まとめ|IPは「正解」か分からないけれど、正解にしていきたい
- 治療家にIPが必要かは、正直まだ分からない
- でも私は10年やってきて、ようやく可能性が見えてきた
- AIの発達でハリーちゃんの展開先が一気に広がった(スタンプ・MV・4コマ漫画・YouTube)
- 次はRobloxでのゲーム開発
- 西野さんも10年、イケハヤさんのクリプト忍者も4年。時間と偏愛が大事
- 自分のIPを「愛でる」感覚そのものが、続けるための燃料になる
自分らの想像しないところで起きる「無意識の認知」って、結構大事なんじゃないかと思っています。
正解かどうかは、まだ分かりません。
ただ、これを正解にしていきたいなと思いながら、続けています。
あなたの治療院・治療家活動でも、自分なりのIPやキャラクターを持っておくと、AI時代に展開先が一気に広がる可能性があります。
ぜひ参考になれば幸いです。
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矢上真吾について
鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書2冊
一人治療家のAI自立化サポートを本気でやっています。
