13年目、売上が戻ってきました

はじめに|9月は、過去2番目でした

こんにちは、矢上真吾です。

合同会社e-lifeの代表をしております。ひとり治療院AI自立化サポートをやっている鍼灸師です。

今回のテーマは、ようやくAIエージェントが、自分の売上につながったのかな、というお話です。前回、ちょっと軽くお話ししましたが、その報告会になります。

実は、先月2026年9月の売上が、僕の治療院の中だけの売上ですが、過去2番目に良かったんです。

過去最高で言うと、2018年まで遡らないといけません。その2018年の記録まで、あと5,000円でした。

そういうところまで行けたので、ようやく戻ってきたな、と思っています。

1. 13年の売上をふり返ると

和からだみなおし処は、2014年に開業しました。最初はすごく苦しかったです。

そこから2年目、3年目と順調に上がっていって、5年目の2018年が、売上で言うといちばん高い年になりました。

2019年は、台風の影響もあって後半が落ちました。実は前半も少し下がっていて、その理由は僕の中ではもう分かっています。この時期に、自主開催の5回連続講演会をやっていたんです。

営業時間は変えていませんでした。でも、自分のリソース自体は、すごくそっちに割いていた感じがします。それが院の売上に影響していて、そこに台風が追い打ちをかけて、そこからは下降線でした。

  • 2020年:コロナで、かなり落ちる
  • 2021年:少し盛り返す
  • 2022〜2024年:微減が続く
  • 2025年:少し盛り返す
  • 2026年:最初は数字の上では良くなかったが、中身には手応えがあって、徐々に上がってきた

そしてようやく、数字の上でも戻ってきたな、という感じがしています。

2. 働いている時間は、2018年より増えています

2018年といまの比較。売上は過去最高と過去2番目(あと5,000円)。予約の受付は1日5時間から7時間へ。予約を入れない時間はなくした。1時間あたりの単価は全然低い。受付の様子は目まぐるしいからゆったりへ

ただ、2018年と比べると、僕の働いている時間はかなり増えています。

2018年のときは、週休3日でした。しかも、予約の受付時間は1日5時間です。午前と午後に1時間ずつ、予約を入れない時間を作って、そこでYouTubeの撮影などをずっとやっていたんです。なかなかマッチョなことをしていました。

いまは、水曜日と土曜日が午後休み、日曜日が休みです。週休で言うと、2日と同じになります。受付対応の時間は1日7時間にあげて、予約を入れない1時間はなくしました。なので、受付対応の時間は、たぶん当時の1.5倍ぐらいあります。

1時間あたりの単価で言うと、2018年より全然低いです。それでも、売上自体は上ってきました。

時間単価が下がっているぶん、結構ゆったりと仕事ができています。受付の方も、2018年のときは本当に目まぐるしくやっていましたが、それに比べるとすごくゆったりとできています。

3. 作ってきたものが、売上にどう効いているかは分かりませんでした

これまでも、AIで生産性が上がりました、という話はしてきました。

そういう意味でのインパクトは、すごくあります。

ただ、それが直接、売上にどれだけ貢献しているのか。正直、分からなかったんです。

アクセスの週次レポートは、1週間に1回見ていました。でも、それを見て、じゃあどう対策を立てるか、というところが分かっていませんでした。測ってはいるけれど、使えていない。そういう感じでした。

4. 見る数字を、PVから予約に変えました

測れるようにした順番。8月末サーチコンソール登録、9月上旬に評価の軸をPVから予約ボタンへ、9月中旬に問い合わせを実物と照合、9月15日から毎朝の台帳、9月18日から改善サイクル、9月末に予約の確定と離れた段を数える

そこで、アナリティクスの分析をこまめにするようにしました。やったことを順番に書きます。

サーチコンソールを登録した

所有者登録ができていなかったので、登録しました。検索キーワードや順位、表示回数が取れるようになりました。

評価の軸を、PVから予約導線のクリックへ

週次レポートに、予約ボタンの表が出るようにしました。

見る導線を3本に固定した

問い合わせフォームが実際に送られているかを、実物と照らし合わせました。そうしたら、届いていたのは海外からのスパムでした。なので、見る導線をWeb予約・LINE予約・電話の3本に固定しました。

毎朝、台帳をつける

9月15日ぐらいからは、毎朝、前日の新患・再初診の人数、回数券を買った人数、そして予約の経路を記録しています。

打ち手を1日1つ決めて、翌朝に判定

9月18日からは、改善のサイクルを回し始めました。さらに、予約の確定も数えられるようにしました。

見てみたら、新聞広告を出した日に、ホームページを見る人が跳ね上がっていました。9月18日の掲載日は13人、前日は5人です。もしかしたら、この新聞広告がいまいちばん効果が高いのかもしれない。そう考えて、広告の回数を増やすようにしています。

あわせて、新聞のQRコードから来た人に印をつけて見られるようにしました。予約ページの中で、どの段で人が離れているかを数える仕組みも作りました。

5. 測ってみたら、見えてきたこと

直近7日。ホームページに来た人39〜56人、予約ボタンを押した人4〜5人(約1割)、予約ページを開いた人8人、予約を確定した人2人(約25%)

いま、記録として面白いのはここです。

  • ホームページに来た人のうち、予約ボタンまで行ったのは1割ぐらい
  • 押されたボタンの大半は、スマホ画面の下にあるバー。パソコンからも見られてはいるけれど、少ない
  • 予約ページを開いた人のうち、確定するのは25%ぐらい
直近40日の予約件数。LINE予約24件、Web予約9件

直近の予約が、LINEからなのか、Web予約からなのかも、よく分かるようになりました。実は、LINEのほうが多かったりします。

6. 自分では気づけないところに、気づけるようになりました

スマホには予約のバーがあるのに、パソコンの画面には予約ボタンが無いことに気づくちび院長とハリーちゃん

分かったことが、もう一つあります。パソコンで見るときに、予約のボタンが実はなかったんだそうです。

僕は、前はあったんだけどな、と思いました。作り替えたときに、たぶん変わってしまったんでしょうね。こういうことが、僕には実は結構あったみたいです。それも、直すことができました。

自分じゃ気づけないところに、気づけるようになってきた。それが、すごくいいなと思います。

僕のホームページじゃないところもそうです。「たてやまナビ」というところに、僕の院が載っています。ずいぶん前に載せたものなので、中身が古いままになっていました。ここが前のままになっていますよ、とAIエージェントが教えてくれるんです。

地図アプリの予約ボタンを見せるちび院長とハリーちゃん

それから、Googleマップに予約ボタンを設定できました。

予約ボタンは、もちろん僕もやろうとしていました。実際にやっていた時期もあったんですが、やれなくなったんです。

大手の予約サイトや予約システムを使っていれば、そこから提携はできます。でも僕の場合は、オリジナルで作った自作の予約システムです。それを予約ボタンにすることが、できなかったんです。

それを、Claude Codeがつなげてくれました。すごくないですか?

つい先日、予約ボタンが出るようになりました。Googleマップからの予約のハードルは、かなり下がったんじゃないかなと思います。Googleマップからどれだけ見られて、どこから予約ボタンに入ったかも、分かるようにしてあります。

実は見落としていた。実はここで離脱されていたのかもしれない。そういうところが分かってきた、という感じです。これはかなりでかいんじゃないかな、と思っています。

7. つながっているかは、正直まだ分かりません

もちろん、先月こういうことを始めて、それが売上とつながっているのか。正直、言いながら、違うかもな、とも思っています。

ただ、先月の新患・再初診の数は、今年ではいちばん高かったです。なので、やっている方向としては合っている。もしかしたら、今月以降さらに良くなっていくのかな、と思っています。これをまた回して、修正と検証を繰り返していきます。

アナリティクスの分析は、ずっと昔からできたことです。自分もやってはいました。でも、それが実際何なのかが、僕の中で腹落ちしていませんでした。ふわーっとやったまま、浮いていたというか。よく分からないまま、PVをKPIにしていたような感じでした。

実際に予約に至るまでのことを、評価の対象にする。そう変えてみたのは、すごく良かったのかなと思っています。

8. 一時の瞬間最大風速では、意味がない

過去2番目と言っても、まだまだです。一時の瞬間最大風速になってしまったら、何の意味もありません。今月さらに、同じ額を叩き出せるようにしていきたいです。これが狙ってできるようになってくると、かなりいい感じかなと思っています。

地に足をつけて、地道にやっていくしかないです。まず、本業が立て直せてきている。それが、僕としてはすごくいいなと思っています。

この打ち手自体が、ひとり治療院自立化サポートのネタになってくるわけです。自分が倒れていたら、何の説得力もないじゃないですか。そういう意味で、ようやく、ようやく出てきたなという感じです。

売上を無視しているわけではありません。自分が思える年商規模にしていく、というのはやっぱり大事です。無理に上を目指すわけではなくて、自分の心地よいところを探していく。そういう意味で、こだわっていきたいと思っています。

まとめ|13年目でも、伸ばせる

  1. 9月の院の売上は過去2番目……過去最高の2018年まで、あと5,000円。働く時間は当時より長く、そのぶんゆったり
  2. 作ったものの効き目は、見えていなかった……予約システム・ホームページ・本。測ってはいたが、使えていなかった
  3. 見る数字をPVから予約へ……導線は3本に固定、毎朝の台帳、打ち手は1日1つ
  4. 自分じゃ気づけない穴が見えた……パソコンに予約ボタンが無かった、外部の掲載が古いまま、Googleマップの予約ボタン
  5. 効き目の判定は10月の数字で……一時の瞬間最大風速にしない
13年目でも、伸ばすことができる。それが証明できたので、これからもさらに飛躍できることを証明していきたいと思っています。

用語一覧

  • AIエージェント…指示を受けて、自分で調べたり作業を進めたりするAI。ここではClaude Code
  • Googleアナリティクス(GA4)…ホームページに来た人の数・見られたページ・来た経路などを記録するGoogleの無料ツール
  • サーチコンソール…Google検索で、どんな言葉で何回表示され、何位だったかが分かるGoogleの無料ツール
  • PV(ページビュー)…ページが表示された回数
  • 導線…読む人が予約する人に変わるまでの道すじ
  • KPI…目標に近づいているかを測るために、決めて追いかける数字
  • 新患・再初診…はじめて来院した方と、しばらく間があいてから再び来院した方

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矢上真吾について

鍼灸師歴24年。合同会社e-life代表。和からだみなおし処 院長。著書5冊。
ひとり治療院のAI自立化サポートをやっています。コンサルに頼らず、院長自身がAIを使って集客・仕組み・経営を回せるようになることを目指しています。

この回は音声でも配信しています。ポッドキャストで聴く