9か月で5冊目が出ました|出さないと上がらないから出しています

はじめに|5冊目が出ました

こんにちは、矢上真吾です。

合同会社e-lifeの代表をしております。ひとり治療院AI自立化サポートをやっている鍼灸師です。

今日は本の話をします。5冊目『その看板、あはき法に通りますか』が無事に出ました。そのご報告と、なんで僕がこんなに本を出しているのか、という話です。

今年の1月末に1冊目を出しました。2冊目が4月、3冊目が7月、4冊目が8月、そして5冊目が9月です。自分で並べてみて、ペースが上がっているなと思いました。

たまに「よくそんなに書けますね」と言っていただくことがあります。でも、書けるようになったから出している、という順番ではありません。逆です。出さないと上がらないので、出しています。

その中身を、順番に書いていきます。

1. 5冊目『その看板、あはき法に通りますか』の中身

出来上がった5冊目の本を手に持って、ちび院長とハリーちゃんが見ている

タイトルは『その看板、あはき法に通りますか』。サブタイトルが「保健所の一言から始まった、屋号と表記を届出に合わせ直す3日間の記録」です。

保健所の窓口で言われた一言

この8月、法人にするための手続きで保健所に行きました。その窓口で、最後に「わかっていると思いますけど」と言われたところから、この本は始まっています。

僕の院の看板には「はりきゅう整体院」と書いてありました。届け出ていない屋号が、10年近くそのまま出ていたわけです。

看板だけでは、済みませんでした

指摘されたのは、看板だけです。でも、看板だけでは済みませんでした。

ホームページを機械で数えたら、171ページのうち121ページに、届け出ていない表記が残っていました。患者様の声には注記がなく、機器を紹介したページには書いてはいけない表現があり、写真には余計なものが写っていました。

そこから直しはじめて、主に3日間、実際には1か月ほどかけて、自分の不を直していく作業になりました。本はその記録です。

中身としては、こういうことを書いています。

  • そもそも、どこからが「広告」なのか(誘引性・特定性・認知性)
  • ホームページは、原則として広告に当たらない。ただし別の法律は見ている
  • 広告を1本出すと、リンク先のホームページが巻き込まれる
  • 書いていいのは、条文の五つと告示の九つだけ
  • 「元Jリーグトレーナー」も「臨床24年」も、広告には書けない
  • 直す順番 ── 数える、決める、直す、確かめる

条文・告示・指針は、すべて原本に当たって書きました。出どころは巻末に全部載せています。

正直に言うと、恥ずかしい本です。裁く側からは1行も書いていません。むしろ、10年近く合っていない看板を出していた側から書いています。

眠くならない「あはき法の教科書」も、一緒にできました

結果としては、いい時間だったのかなと思っています。あはき法というものを、ようやく理解できました。

法律の本って、僕は読んでいると眠くなるんですよ。なので、眠くならないように「あはき法の教科書」も一緒に作りました。

そして書きながら、そろそろ届出の内容と実態を合わせていくほうがいいんじゃないか、ということも考えるようになりました。それも提言として本に入れてあります。

同じところで止まっている方に、反面教師として読んでいただけたらうれしいです。

2. なんでこんなに本を出すのか|まず、純粋に面白い

机の上に原稿と本が積み上がり、ちび院長がうれしそうに眺めている

理由はいくつかあるのですが、いちばん大きいのは、純粋に面白いからです。

自分が考えてきたものが、形になる。それだけなんです。本当にそれだけなんですけど、これがすごくいいんですよ。

売れる、売れないは、そんなに気にしていません。それより、本を出すという体験そのものの楽しさを、みんなに知ってほしいなと思っています。

3. 経験則がないので、出しながら上げるしかありません

毎回ひとつだけ足す|1冊目は文字だけ、前の本から四コマ漫画と挿絵、5冊目で図解、6冊目は表紙を写真に

ここが、今日いちばん書きたかったところです。

1冊目と5冊目を並べると、自分でも分かるくらい違います

僕はプロの作家ではありません。つまり、経験則がないんです。

処女作は『痛みのない毎日を生きる』でした。あれは、それまでの自分を全部積み込んだ本です。いまでも大事な1冊です。

でも、本としての作りは、5冊目のほうが上がっています。そもそも1冊目のときは、本がどうやってできているのかを知らないまま書いていました。中身を届けることしか考えていなかったので、文字が最初から最後まで続く本になっています。読む人にとってどうかという視点が、まだ入っていませんでした。

毎回ひとつだけ、やったことのないものを足す

途中で四コマだけの本も1冊挟んでいるので、そこは別として。

前の本から、本文に四コマ漫画と挿絵を入れるようになりました。今回は、そこに図解を足しました。やっていることは、それだけです。毎回ひとつだけ、やったことのないものを足す。

ちょっとずつ、ちょっとずつしか上がっていません。なんでちょっとずつなのかというと、元々の経験則がないからです。先にやり方を知っていたわけではないので、出してみて、読み返して、次でひとつ足す。いまのところ、これしか方法を持っていません。

だから、ある一定のところまで行くには、時間がかかると思っています。

ここは治療院の経営とまったく同じだなと思っています。一人でやっていると、誰も「そこ、違いますよ」と言ってくれません。保健所で言われるまで、看板が10年近くそのままだったのと同じです。外から教わる機会がないなら、自分で出して、自分で確かめて、次で直すしかない。回数を踏まないと分からないことのほうが、まだ圧倒的に多いです。

ブラッシュアップより、次を出すほうを選んでいます

すでに出した本をブラッシュアップして、肉付けしていくほうが、もしかしたら正しいのかもしれません。

でも僕は、次を出すほうを選んでいます。そのほうが、上がるからです。

4. 表と裏|2方向で書いています

9か月で5冊のタイムライン。表=治療のこと、裏=治療院の経営のこと。1と3が表、2と4と5が裏

僕の本は、大きく2方向あります。

ひとつは、治療そのもののこと。もうひとつは、治療院の経営のこと。自分の中では、表と裏と呼んでいます。

いままで1冊目と3冊目が表でした。ところが2冊目と4冊目と5冊目が裏になってしまって、ちょっと偏りました。なので、6冊目は表に戻します。

こうやって何冊か並んでいると、そのうちの1冊が誰かに引っかかることがあります。そのうち1冊でも「これはいいな」と思ってもらえたら、そこから他のものも読んでもらえるかもしれない。だから、数を出しています。

5. 次は『あん摩マッサージ指圧師という仕事』です

次の本の表紙を考えているちび院長と、隣で見上げているハリーちゃん

6冊目は『あん摩マッサージ指圧師という仕事』という仮タイトルで動いています。

今回のことであはき法を勉強し直したら、あん摩マッサージ指圧師という資格そのものについても勉強し直すことになりました。改めて、いい資格だなと思ったんです。ポッドキャストでも何度か話してきたので、それを1冊にまとめます。

この本での挑戦は、表紙を自分の写真にすることです。毎回ひとつだけ、というのはそういうことです。

6. KDPの申請を、Claude Codeにやらせています

KDP申請でAIができるところとできないところ。入力・アップロード・確認はAI、最後の実行ボタンは人が押す

ペーパーバックのほうも、申請が無事に終わって、レビューに入りました。価格は1,100円です。

この申請、けっこう面倒くさいんですよ。なので今回は、Claude Codeにやってもらいました。

コンピュータユースで、ある程度のところまでは全部できます。ただ、最後の「実行」を押すところだけは、どうしてもやってくれません。なので、そこだけ自分で押しています。

できるところと、できないところがある。それが分かっただけでも収穫でした。

これはスキルにしていきます。一度スキルにしてしまえば、次の本からは同じ手順を繰り返すだけになります。そうすると、出版がもっと楽になるはずです。書くところに時間を使いたいので、手続きのところは削れるだけ削りたいんです。

Claude Codeとコンビでやるようになってから、僕の時間はかなりカットできてきました。

まとめ|出さないと、上がらない

5冊の本が並んだ本棚の前で、ちび院長とハリーちゃんが次の1冊を見ている
  1. 5冊目『その看板、あはき法に通りますか』が出た。裁く側ではなく、10年近く合っていない看板を出していた側の記録
  2. ホームページを数えたら、171ページのうち121ページに届け出ていない表記が残っていた
  3. 本を出すのは、まず純粋に面白いから。考えてきたものが形になる
  4. そして経験則がないので、出しながら上げるしかない。毎回ひとつだけ足す
  5. 前の本から四コマ漫画と挿絵、今回は図解。次は表紙を自分の写真にする
  6. 表(治療)と裏(経営)の2方向。偏ったので6冊目は表に戻す
  7. KDPの申請はClaude Codeで大半まで進む。最後の「実行」だけは人が押す
書けるから出しているのではありません。
出さないと上がらないので、出しています。

魂は毎回込めています。本気で書いています。あとは、どうやったら読んでもらえるかを考えているところです。

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一人でやっていると、誰も「そこ、違いますよ」と言ってくれません。
僕がつまずいた順番のまま、先に置いておきます。

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矢上真吾について

鍼灸師歴24年/合同会社e-life代表/和からだみなおし処 院長/著書5冊。
Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府のトレーナーを10年務め、千葉県館山市で開業13年目。一人治療家のAI自立化サポートを本気でやっています。